よりどりみどり。

イラストを描いたり,詩を想いのままに綴ります。

眠れる魔法。

ゆらゆらと頭の波が揺れだして

段々大きな波がやってきた

その波に思わず足を乗せたなら
扉に目掛けて一直線
そしたら大きな扉が開かれて
夢の中へとご案内

立派な船に乗り継いで

そろそろ船を漕いじゃって
眠くなったその瞬間
実はもう寝ていたのです

石ころ。

ころっところころ転がった
ころっところころ転がった
頑固でかたい石ころが

 

ころっと転がり硬くなる
あいつの意思が硬くなる

 

硬くなった石ころは僕の意思ともぶつかって
ころっところころくだきあう

 

ころっところころ転がった
ころっところころ転がった

ころっと転がり硬くなる

 

僕も同じで硬くなる

正と負を行き来して

ころっと転がりでかくなる

 

ころっと転がり転がった

 

硬くてでかい石ころは僕の視界を狭くする
あいつの意思しか見えなくて

 

平地に足を向けるけど
闘うことはできなくて

 

僕は坂道を選んでは
頑固に石を硬くする

 

ころっところころ転がった

 

あいつと僕の石ころが

ころっと転がり
でかくなる

 

ころっところころ転がった

 

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前兆。

金色に輝く蝶が飛んできて

白い蝶も飛んできて

黒い蝶も仲間入り

 

それを見た僕も仲間入り

 

変わるきっかけありがとう

 

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定年電車と花束と。

ぽつんぽつりと置かれてた
ぽつんぽつんと置かれてる

 

ぽっかりあいた椅子の上
となりに置かれた花束が

ぽつんぽつりと泣いていた

ぽつんぽつんと泣いている

 

華やかに彩る花束と
ピシッときまったネクタイが

 

ぽつんぽつりと泣いていた
おじさん隣で泣いていた

 

ぽつりぽつりと遠ざける

輝くぼくの人生が

 

汗と涙の勲章は

花束ひとつにまとまって
小さく小さく泣いている

大きな大きなため息が

今のわたしに広がった

 

 ぽつりぽつりと時が経ち

またあの電車に揺られてる

 

ぽっかり空いた椅子の上
今では君が座ってる

 

大きく包む花束が
わたしの隣で微笑んだ

 

ぽっかり隙間はあいたけど
今ではきみが座ってる

となりにきみは座ってる

きみも1人で泣いていた

 

ぽつりぽつりとつぶやいた
ぽつりぽつりとつぶやいた

君に小さくつぶやいた
大きな気持ちでありがとう

 

君はとなりで笑ってる
僕も一緒に笑ってる

 

空に駆ける電車には
君と僕が座ってる

 

ぽつりぽつりと微笑んだ
空に向かって微笑んだ

 

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猫とわたし。

ちょこんと

君はそこにきた
ちょこんと
君は座ってる
 
気づくと君は側にいて
何も言わずにそこにいる
 
ちょこんと
君はそこにきた
ちょこんと
横に座ってる
 
何も言わずに寄り添って
何も言わずにそばにいる
 
僕も思わずたまらなく
ぎゅっとそっと寄り添った
 
ずっとずっと寄り添った
そんな君にありがとう
 
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(rookie 7歳)
 
 

誘導尋問。

 

人から用意された道

じぶんで選んだ長い道
 
僕はどっちを選ぶだろう
 
型にはまったこの道を
僕はどこまで好きになる?
型にはまったこの道を
いつまで僕は行けるだろう
 
人から用意された道
じぶんで選んだ永い道
 
僕はどっちを選ぶだろう
 
長く続くこの道を
僕は愛しているけれど
決めてもらったこの道を
どこまで僕は行けるだろう
 
果てなく続いたその先の
僕の気持ちはこの先も
ずっと仮面のなかで笑うだろう
 
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へんな口。

おどけて笑ってみたいけど

なかなか勇気が出なかった

 

おどけて笑ってみたいけど

どんな顔したらいいのかな?

 

まわりに合わせて笑ったら

急に気持ちは空回り

 

とっさにつくったその顔は

へんな口になっていた


真っ赤に顔を染めながら

へんな口になっていた

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それでもきっと笑えるよ

いつかはきっと笑えるよ

 

時が経ったそのときに